緋桜肉が、他の経産牛よりもおいしい理由。それは8ヶ月以上のこだわり抜いた長期肥育方法にあります。日々、牛と対話し愛情たっぷりに育てられた環境だからこそ実現した、緋桜肉だけの美味しい秘密がここにあります。
一口で経産牛と言っても、母牛として歩んできた年齢も違えば、経験した出産回数もそれぞれ。そのため一般的に経産牛は、味わいやサシのバランスを整えることが難しく、一定の品質を確保するためには、牛それぞれの個性をしっかりと見極めなくてはなりません。 と、「緋桜肥育」の立案者、内田氏は語ります。
伊江島出身。父親の代からの畜産農家を受け継ぎ、伊江島で畜産業と卸業を営む。農家の間では昔から親しまれてきた経産牛だが、お産の後に安くでしか出荷できないことに歯痒さを感じ、自ら美味しい経産牛の再肥育方法を研究する。牛と対峙し何度も試行錯誤を繰り返した末に、独自の経産牛の肥育メソッドを確立する。地元では、島を出る中学生に経産牛のステーキを提供するなど、島への想いも熱い。とにかく牛が大好きで、その全てを牛の肥育に注いでいる。
お産を経験し、歳を重ねているからこそ、自らを熟成させていくように旨味を重ねていった経産牛のお肉。通常6ヶ月ほどの再肥育で出荷されるところを、牛の個性や体調、食べ方の癖を見極めた上で、徹底した管理のもと健康的にしっかりと餌を与え続けることで、経産牛の魅力である濃厚な旨味が凝縮した赤身の美味しさを引き出します。
約6〜7ヶ月間最大量の餌で肥育した後、牛の食欲が落ちてくるタイミングがあります。通常はこの時点で出荷されることがほとんどですが、緋桜肉はここからが仕上げ肥育。落ちた餌量に合わせつつ、できるだけ健康的に餌を与え続け、肉全体を締め上げていきます。約2週間程度のこの期間を経て出荷されるから、最高の状態で届けることができるのです。
緋桜肉になる経産牛は、一頭一頭に首輪型のセンサーを装着。牛の体温や体調、餌を食べた時間や生活リズムまでAIが全て解析し見える化するので、ちょっとした体調の変化にも即座に対応できます。成長ホルモンや抗生物質を使わず、その牛に最適な肥育環境を整え、ブレないおいしさを維持しています。
安心して食べられることこそが、 おいしい贅沢になる。緋桜肉は、牛の成長を促すホルモン剤や抗生物質入りの飼料を、一切使用していません。牛を思い、食べる人を思うがこそのあたりまえです。
子供からお年寄りまで、 みんなに笑顔になってほしいから、美味しさと同じくらい、安心・安全にこだわります。